director's voice

菊田佳代さん

愛らしい表情の器を続けてご紹介しましょう。
ガラスの菊田佳代さんです。

Q1
菊田佳代さん、「工房からの風」にはどのような作品を出品されますか?

A1
フュージング・スランピングの技法で制作をした、
藍色や紺色の絵付けの絵皿を中心に出品します。
一つ一つの作品に小さな物語を感じていただける様な作品を目指して制作しました。

船 ウサギ 洋ナシ (800x533)

絵皿は、幼い頃から身近に親しんできた
動植物などの自然をガラスの中に封じ込めたい
と思ったことがきっかけで創り始めたシリーズです。

今回は、暮らしの中にあるモチーフにも初挑戦しました。
また出展にあたり、オリジナルの詩と絵皿を一緒にご覧いただく作品も制作しました。
詩と組み合わせることで、
作品の世界観をより感じていただけるのではないかと思っています。

ワンピース 傘 (800x533)

菊田さんのガラスには、愛らしい絵のモチーフがいろいろ。
それが繊細な藍色系のシックな色合いで描かれています。
テーブルの上でもすっと馴染む美しい表情です。

Q2
「工房からの風」への出展が決まった時、
菊田さんはどのようなことを思いましたか?

A2
ホームページの作成を始めたり、
作品を知って頂けるように準備をしていた時期に出展が決まりました。

出展を通して沢山の方に作品をご覧頂けたらと思い、
とても期待が膨らんだ事を覚えています。

また、他の出展者の方々にお会いできる
ミーティングの機会があると伺っていましたので、
色々と学ばせて頂きたいと思いました。

鳥 (800x533)

出展作家同士の出会いは、これからが真骨頂!ですよ。
切磋琢磨し合える作家との出会いを育んでくださいね。

Q3
菊田さんの「工房」のある街の好きなものやところ、
自慢できること大切に思っていることひとつ教えてください。

A3
私は宮城県気仙沼市に住んでいます。

私が1番気仙沼らしいと感じて好きな風景は、
大島を背景にした気仙沼湾に漁船が停泊している風景です。
子供の頃、夏休みの宿題として写生をした思い出もある場所です。

海面に反射した光が真っ白な船体にキラキラ写り込む光景はとても綺麗です。
気仙沼は海だけでなく山にも囲まれており、
自然豊かな環境が街の魅力だと思います。

キノコと蝶 (800x533)

美しい景色は、今はすっかり戻ったのでしょうか。
菊田さんの自然を大切に想う気持ちが、
ガラスに描かれた絵から伝わってきますね。

菊田さんの出展場所は、コルトン広場、スペイン階段前。
ホームページはこちらになります。
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